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【2013年度秋学期 海外実習/海外実践】パジャジャラン大学 T.M.さん

2014.10.31


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大学院日本語教育研究科1年 T.M.さん
派遣先大学:パジャジャラン大学(インドネシア)
期間:2014年2月13日~3月2日
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【研修内容の説明(自分たちのやったこと)】

パジャジャラン大学日本語学科の授業を見学するだけではなく、実際に自分たちも教壇実習を行います。私たちは10人いたので、2チームに分かれ、それぞれ内容の違う授業を計3回行う機会を得ました。また、授業時間外にも学生たちとの交流を目的としたプロジェクトを計画して、現地の学生たちと協力しながら進めていきます。昼休みの時間を利用して、日本とインドネシアそれぞれの遊びやゲームを紹介して実践した「日本語ラウンジ」、日本語でパジャジャラン大学のパンフレットを作ろうという趣旨の「パンフレット作り」、ソーラン節とサマンダンス(インドネシアの伝統的な踊り)をお互いに教え合う「ダンスとあそび」、おはぎ作りを中心に、浴衣の着付けや湯呑み作りを行う「料理とお茶会」など、どの活動も早稲田の学生とパジャジャラン大学の学生とが相互に「教え合う」「学び合う」ということを意識して行いました。最終日に行われる「文化交流祭」では、これらの活動の中で作ったものや習得したものを展示・披露し、研修の成果を感じることができました。

【SENDプログラム全体(授業から派遣終了まで)でよかった点】

派遣が終了したいま、最も良かったと感じる点は、このプログラムが学部生と大学院生がチームを組んで、実習に取り組むシステムにあります。SENDプログラムは、ただ単に留学や文化交流のみを目的とするものではなく、日本語の支援指導が組み込まれ、日本語教育の実践・提供も目的とするため、派遣先で自分がどういった立場や役割で参加するのかを考えることが非常に重要であると思いました。
この派遣の中で、恐らく全員が、自分がどういう役割でこのプログラムに臨むべきか、どういう立場で学生と関わるべきか、どの程度の距離で現地の学生とコミュニケーションをはかるべきか、このプログラムにおける自分の立ち位置を考えさせられたのではないかと思います。とくに学部生が多い私たちのチームでは、現地の学生たちととても仲が良かった分、彼らとの距離のはかり方や、教壇実習における「教える」という自分の立場や役割を認識することに難しく感じたこともあったかと思います。
私もこの派遣中は大学院生としての自分の役割や立場、学部生とどう関わっていくべきか考えさせられました。日本語教育を専攻していながら大学院生らしいことはほとんど出来ず、自分の力量不足や勉強不足の壁にぶちあたり、不甲斐なさを感じるなど、時には悩むこともありました。しかし、このように考えることができたのも学部生と一緒の実習であったからこそであり、学部生のおかげで交流を通して「教え合う」「学び合う」といった関係性に気づくことができ、このプログラムの研修生と現地学生の関係をより深く見直すことができたことが、私の大きな学びになっています。また、大学院生にとっては学部生の柔軟で発想力豊かな意見や指摘にはハッとさせられ、大学院で学ぶ自分を客観的に見つめ直すことができ、これまでの自分の教育観や考え方に新しい風を吹き込むことができました。
日本人学生と現地の学生が交流を通してお互いにたくさんの発見があったように、大学院生と学部生が一緒にこのプログラムを通じて日本語教育に携わることによって、悩むことも多い分、お互いに大きな学びを得ることができると感じます。

【次の参加希望者に対するメッセージ】

パジャジャラン大学での研修は、教壇実習も課外活動も一から自分たちで計画し、内容を決め、つくりあげることができます。その分個人の負担は大きく大変だと思いますが、成し遂げる力を養ってくれるはずです。また、自分の得意なことや好きなことを活かすチャンスでもあります。日本ではあまり役に立たないと思っていることでも、海外では思ってもみなかったことが役に立ったりすることがあります。みんなそれぞれ、できることがあるはずです。その力をぜひ、ここで活かしてください。
異文化と接することにより自分の持っている規範意識に気づくことができます。これまでの自分の生き方、考え方を見つめ直し、視野を広げるチャンスです。
自分の人生にとって大切な仲間や友人に出会うことができると思います。現地の学生や仲間と過ごす時間は、きっとえがたい経験になります。
インドネシアに、常に新しい日本の風を吹き込んでください。

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